中央大学ロースクールに、学費半免の給費生で合格しました、既習2年生の私です。
入学試験をパスするのに、アガルートの重要問題習得講座をそれなりに頭に叩き込んできました。
そんな私ですが、ローでの授業に悪戦苦闘中です。
特に今は、授業も休みがちの絶賛病み病み期の終末期みたいなところがあり、回復の途上です笑笑
病み病みとはいえど、勉強のやる気を失っているだけでして、鬱っぽくなっているわけではないと思いますけどね〜。
さて、なぜ私がそこまで落ち込んているのかといえば、それはロースクールの予習が大変という点にその大きな要因があります。
入学に至るまで勉強をやってきて、なおも難しいことだらけな現実に参っています。
今回は、そんな難しいことだらけな現実を教えてくれているロースクールの授業の予習が、どれくらいの負担になっているかをお話してみたいです。
予習にかける時間
さて、ロースクールでは先生からの質問が飛んでくること(ソクラテスメソッド)に備えて、授業範囲の予習に迫られます。
100分の授業があるとすると、その授業における予習の目安は2時間であるとシラバスに書いてあります。
50分の授業に対して1時間の予習って感じですね。
ところがどっこい、そんな早く終わることは滅多にないですね、私は。
てか、クラスメートもそう言ってます。
確かに、予習にて問題を解くだけならば、2時間で済むことも多いでしょう。
しかし、授業の質問で間違えた答えを言おうものならば、ちゃんと予習をやっていないと捉える先生もいらっしゃいます。
つまりは、予習にて問題を解くだけなら2時間で終わるものも、正確に解こうと思うと、2時間では絶対に終わらないということです。
よっぽど自身のある単元であればさておき、そういった単元でもなければ、基本書や問題集を手元におきつつ、100分の授業に対して4時間以上は時間をかける必要があるように私には思えます。
実際、民事訴訟法の授業は、150分の授業の予習のために8〜10時間近い予習をしていました。
それだけ予習しても、授業で答えられなかった部分は数多です笑笑
まあ、私は幸いにも予習段階で分からなかった問題を当てられたことは、民訴ではあまり無かったので助かりましたけども。
ただ、やっぱり思いますけど、予習に時間かけすぎているよなぁ。
予習時間を短縮するために
例えばですが、友人と単元を分担して予習の負担を軽減するとか、あるいは前年度に同じ授業を受けた人から答えを教えてもらうなどして乗り切る方法もあると思います。
実際、そのようにして乗り切っている人もいます。
また、私は先生からの質問に間違えたくないし、それで説教なんて絶対されたくないと思ってしまう(実際、説教されることはないのですが、ついついネガティブ思考になってしまう)のですが、そういった先生への恐れが予習時間に反映されているのかもしれません。
筋トレなどをして日頃から体を鍛えていき、健康な精神と強靭な肉体を手に入れれば、先生の圧もなんのそのかもしれませんがね笑笑!
そういうわけで、100分の授業に対して2時間の予習で済ませるためには、人と協力して物理的に時間を短縮するか、短く済ませても良いや・間違えても良いやと気持ちを切り替えるか、あるいは長期休みに一生懸命勉強するか、等が必要でしょう。
予習内容
予習としては、授業科目や単元によって異なりますが、大体は事例問題を解いてくることが予習内容になります。
5〜7行程度の短い事例問題もあれば、A4サイズで見開き1ページ以上にわたる長文の事例問題が与えられることもあります。
ただ、問うているのはおおむね典型論点であることが多い印象です。
司法試験のような難しい問題までを問うてくることはそうそうありません。
事例問題を解くにあたっては、まず①事例がどういうものか簡単に自分の口で説明できるようになる、②要件事実を述べられるようになっておく、③論点に関する判例を確認する、④丁寧に事実を要件に当てはめる、という以上4点を特に意識しながら予習すると良いでしょう。
やはり、ソクラテスメソッドで授業を進行しなければならない以上、先生は生徒にいちいち質問をする必要があります。
そういうわけで、①や②もいちいち生徒に質問していかないと、ほとんど質問すること無く授業が終わってしまうのです。
私も集団塾のバイト講師を10ヶ月ほどやっていたのですが、とにかく生徒の集中力を切らせないため、発問をたくさんするよう言われていました。
生徒の集中力を切らせないためには、とにかく沢山質問をするしか無い。となると、自分でパッと説明すりゃあ良いじゃんと思うことも、いちいち質問しなきゃいけなくなるものなのです。
先生によっては、事例を少し変えた質問、事例を離れてその単元に関係ある質問、といったものを問うてくる先生もいます。
そういった高度な質問には対策のしようがないので、諦めましょう笑笑。
足掻くとすれば、やはりその単元に関する部分だけでも、参考者や基本書に一通り目を通しておくことですね。
ただし、そういった質問が偶々なされ、しかも偶々自分に当てられるという確率はとても低いですから、優先順位は高くないなぁと実感しています。
授業によっては、事例問題を解くというよりは、判例の理解を中心に勧める先生もいます。
大抵このような授業の場合は、あらかじめ教材に質問される事項が掲載されていることが多いので、不意打ち的に高度な質問が飛んでくることはほぼ無いと言って良いでしょう。
予習としては、判例に目を通し、教材にあらかじめ掲載されている質問に答えていきます。
よくある質問としては、判例がどんなことを言っているのか(事案の概要、規範、理由付け、結論)、判例が述べていない部分を自分の言葉で補う(例えば、強制処分には当たらないことが前提とされているような判例に対して、なぜ強制処分に当たらないのか説明させる)、というのがありがちです。
なのでローの予習は大変です
私は、ロー在学中に何度も勉強が嫌になりました。
しかし、何度も復活を繰り返して、何とか在学はしています笑笑
クラスメートも皆、予習に苦しんでいる様子を見ています。しかし、私ほど勉強が嫌になっているクラスメートは非常に少ないでしょう。
ですから、私ほど病むということはそうそうならないとは思います。安心してください。
一方で、過去の人生経験から、僕のようになってしまうと感じている人は、単に勉強を頑張る以外に、さらなる対策を練る必要があるでしょう。
では、どのように予習を乗り越えようか…
これはいまだ私も模索中なところがあるため、実績あるお話をすることはできませんが、
色々な本を読んでみると、有酸素運動、筋トレは勉強の集中力に効果があると言われているようです。
友人を作ることもストレス軽減になるはずです。
実は、私は固定した友達を作ることができず、広く浅くな関係で済ませてしまっているのです。
そのため、あまり普段から一緒にいる友達というのがいません。
まずは、たった一人と仲良くなる、これが大事だったのだなと後悔していますが、まあこれからなんとかすれば良いかと思っています。
以 上
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